いどうスーパーロンドンとは?

いどうスーパーロンドンは、中山間地域にお住まいの方々に食材や日用品を運ぶ、移動販売車です。平成24年度経済産業省「地域自立型買い物弱者対策支援事業」の補助事業所に採択され、2013年11月11日より営業を開始しました。現在の主なエリアは岡山県吉備中央町です。一日の走行距離は60~70km。朝9時から18時まで、毎週決まったルートを巡回しております。吉備中央町役場と緊密に連絡を取り合い、訪問型介護予防事業(お弁当の配達)の委託契約事業所として、高齢者への見守り活動も行っております。また、岡山北警察署管轄内の「犯罪の起きにくい社会づくり」推進事業所となっており、利用者への防犯情報の提供」「子供の見守り活動」「高齢者宅へ訪問した際の安否確認、および犯罪情報の伝達」するなど、防犯活動も行っています。平成27年2月13日には、岡山県備前地域ソーシャルビジネス創出応援事業において、「優秀賞」に選ばれました。

「なぜ、移動スーパーを始めたのか?」その答えは2011年ドイツ修業に遡ります。当時、創業者はフランクフルトで就労していました。仕事内容は、午前中は市内の日系企業へのお弁当製造・配達。午後からは、市内や郊外に住むドイツ人・日本人宅への日本食材やお惣菜の移動販売をしていました。毎日100軒を超える個人宅を巡回し、アウトバーンを走っていました。2012年、帰国。同年、吉備中央町福祉課および地域包括支援センターと「訪問型介護予防事業(配食サービス委託契約)」を交わし、お弁当の製造、配達を開始。このお弁当配達を通じて出会った、ある年配の女性とのふれあいが移動スーパー開始へのきっかけとなりました。

人里離れた山奥で生活するその80代のお客様は、お弁当を配達するたびに、「まぁ、これでも食べねぇ。」とフルーツゼリーや飴をプレゼントしてくれました。そして15分ほどお話をし、「ではまた来ますね。いつもありがとうございます。元気でいてくださいね。」と告げ、握手をすると、毎回その手を離さなかったのです。そして目を閉じ、「私はこうやって話が出来るのが本当に嬉しいんよ。」と、本当に嬉しそうに言ってくれました。たった15分のために毎回化粧をしてくれていたり、お見送りの際には、足腰が不自由にも関わらず、毎回杖をついて玄関先まで出て手を振ってくださっていました。

この時、「ご年配の方の生活では、こうして人と会うことがとても嬉しいのではないか。このように喜んでいただけることにより、さらに健康的になり、生活の中に+αのしあわせを感じていただけるのではないか?」と感じ、自分の経験の中で何が出来るのかと考えた時に、ドイツで経験していた移動スーパーを始めようと決断しました。

いどうスーパーロンドンのモットーは「いつもあなたのそばに。」です。私たちは、利用者の皆さまの玄関先までお伺いし、商品の販売をしています。中山間地域では坂道が多く、特に高齢の方々にとっては、その道を歩くには足腰に負担がかかります。そのため、私たちは玄関先までお伺いしています。利用者の中には、寝たきりのお客さまもいらっしゃいます。これは、直接玄関前まで訪問しているからこそ、実現しています。また、私たちはお買いものだけではなく、「お話をする」ことも大好きです。皆さまとのお話をする時間こそが、私たちの原動力!皆さまと笑顔で言葉を交わせる。そして、「いつもありがとうございます!また来週もよろしくお願いします!」と笑顔で別れる。そんな笑顔の時間こそが、私たちのパワーの源です。いつも皆さまのそばに感じていただけるよう、ご利用の日以外でも、要望があれば希望日にお伺いしております。この「手間を惜しまないサービス」こそ、私たちの最大の強みです。

いどうスーパーロンドンの夢は、この社会から「買い物弱者」という言葉が消えることです。つまり、皆が買い物に困らない社会になること。その夢の実現のために、皆さまひとりひとりとの時間を大切に、今日もおなじみの音楽と共に、あなたのもとへと向かいます。いつも本当にありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします。

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